フランスのBCGワクチンは注射でした

娘、フランスでBCGワクチンを打つの巻

隣町の小児科へBCGワクチンを接種してもらいに行きました。

BCGワクチンとは:結核を予防するために打つワクチン。

フランスの母子手帳によると生後9か月までの間に打つことになっています。

フランスのBCGワクチン接種の流れ

  1. まずパッチテストの処方箋をもらい、薬局でパッチテストを購入。冷蔵庫で保管
  2. 病院に行く1~2時間前になったらパッチテストを腕に貼る
  3. 病院に行く頃には麻酔が効いているので、小児科医による注射
  4. BCGワクチンの処方箋をもらい、薬局で購入
  5. パッチテストの結果を観察、特に腫れたりしていなければ陰性。よってBCGワクチンの接種

私たちが(金)に小児科へ行っておこなったパッチテストの結果は良好。よって、(月)に本物のワクチンを注射します。

私と旦那の2人に加え、2名の小児科医にも手伝ってもらって、総勢4人で赤ちゃんの体を押さえながら注射。でも泣きません。ワクチン注射で泣かないなんて初めて!

先生によると、3週間後あたりから傷が目立ってくるそうですが、絆創膏などはせず、自然乾燥させるようにとのこと。注射後の熱もないそうです。

フランスではBCG接種の痕が残らない

注射によるワクチン接種だったので、成長すると痕は残りません。

日本では現在もハンコ型のようですが、国によってタイプが違うのは一体なぜなんでしょうか。

厚生労働省 結核とBCGワクチンに関するQ&A

によると、

問5.腕にBCGワクチンの痕が残るのが嫌なので、目立たない所に接種することはできませんか?

 

BCGワクチンは、上腕外側の中央部分に接種するものとされており、その他の場所への接種は、薬事法上認められていません。また、肩の部分に接種を行うと、ケロイドを生じやすいことが報告されています。そのため、定められた場所への接種をお願いします。

というQAで、そもそも何故「管針法(いわゆる日本のハンコ型)」か、ということまで書いてありません。

一般財団法人 海外邦人医療基金

によると、

我が国のBCGの接種の仕方は、管針法というスタンプ式の方法で、我が国だけの方式です。外国では0.1ml皮内注射をしています。管針法というのは、9本の針を植え込んだ管針で、BCGの液を塗った皮膚に、スタンプ式に2か所に接種します。接種後2‐3週で針のあとに一致して赤いポツポツができ、4週間ほどでかさぶたになります。この方法で局所の反応は軽くなりました。

とのことで、日本だけのようですねハンコ型!

世界の中で日本だけ、というのは果たして遅れているのか、何かよっぽどの根拠があってハンコ型を固持しているスタンスなのか、気になります・・・。

 

次回はB型ワクチンの接種があります。これもパッチテストがあるらしく、今度は骨盤の横に貼るそうです。

 

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