【バカンス前】保育園の親子参観ピクニック

6月最終週の金曜日(7/1)は、2歳の娘が通う保育園(garderie)で、親子参観のピクニックがありました。

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フランスの6月は年度末であり卒業シーズンなので、なにげに子供の行事が盛りだくさんでした!

親子参観、といっても保育園。そしてフランス。なので、日本のお遊戯のような子供たちの出し物などはなく、ただ親と一緒に保育園で過ごすだけ。いつもよりちょっと遅めの朝10時に集合し、13時~14時頃に自由解散というゆるいイベント?です。

平日なので親御さんが来ていない子供たちも数名いました。バカンス前の金曜で、みなさんお休みを取ったのか、もともとフルで働いていないのか?8割は親同伴。しかもパパ同伴は2割くらい!前回のバザーには駆け付けたうちの旦那さんも、今回は忙しくてやむなく断念。

お部屋(教室)には子供たちの写真が飾られて、風船や切り絵なども天井から吊るされて、子供が喜びそうな装飾がされていました。

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この日のテーマは参観というより「ピクニック」。親がみんなで一品持ち寄って、園内の校庭で食べる予定。だったんですが、あいにくの小雨日和なので、教室の室内ピクニックとなりました。

お弁当文化の日本人の私としては、てっきり子供も親と同じものを食べるんだろうと思い、味薄めの混ぜご飯を炊いて持って行ったんですが・・・子供たちの分はちゃんと保育園で用意されていました。果たして、なにが用意されていたのでしょうか?

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お嬢さんの手元をご覧ください、まさかの「ポテトチップス(有塩)」です!

オーガニックとかベビー用な訳がなく、大人が食べるものと同じ既製品。2歳3か月の娘はこれがポテトチップスデビューとなりました(多分これが初。でも保育園では前にもらっていたりして・・)。

そしてまさかの、これが主食です(笑)!わははーたまげた。

私も目を疑いましたよ。このチップス以外に子供たちに配られたものは、コップの水、きゅうりを棒状に切ったもの1~2本、巻いたハム、ベビーチーズ・・・以上です。パンですら無かった。まあ炭水化物かぶるから要らないんだけど。

そして子供たちの食事?が済んだら、あとは隣の小さな校庭で自由に遊ばせて、親たちは持ち寄ったキッシュやサラダなどを自由に取って食べるという・・・。うちの娘は大食漢なため私がちゃんとしたご飯(笑)を食べようとすると寄ってきたのでお米は一緒に分けました。が、こうして親にくっついて食べている子というのも皆無で、みんなは親から離れて遊びに熱中。ポテチでお腹は満足するんだろうか。まあ一食くらい抜いたってきっと大したことないんだけど。

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それにしても、カルチャーショックというか、なんというか。

この春、パリの公園に行ったとき、幼稚園~小学校低学年くらいの遠足に出くわしたことがあります。ちょうどランチタイムだったのか、みんなサンドイッチのような軽食を食べていて、ポテチを食べる子もとても多いのに驚いた記憶があります。「食事前におやつなんか食べて太るぞー」と横目で見ていましたが、まさかあれが主食だったのね!

つくづく、日本のおかーさん達はお弁当作ってすごすぎる。おかずも何品も入って。幼稚園のお弁当に冷凍食品入れて叩かれていたニュースがありましたが全然アリなんじゃないでしょうか。かたや地球の裏側では、遠足のランチはポテチ持たせて終了、あとは遊ぼう!という国もあるんですから。

じっさい、子供たちは熱中して遊んでいました。うちの娘のようにママ、ママと寄ってくる子はあまりおらず、ママたちも子供から完全に目を離して食事に夢中。まあ保育園内だから事故が起きるわけでもないし、私は娘を構いすぎなのかもなーと思いました。

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そんなこんなでびっくりしているうちに、参観はおしまい。

最後にサプライズのギフトとして、各子供の名前と写真が入ったアルバムをプレゼントしてもらいました。まさかそんな粋な計らいをしてくれるとは予想もしていなかっただけに、とっても感激したのでした!

お世話になった保育士さんもみんな良い方で、輪になって歌ったときなどにやっぱり感慨深い気持ちになったりもしたけれど、ポテチの印象が強すぎまして(笑)、フランスの保育園っておもしろいなあと思ったのでした。子供はちゃんとしたご飯を食べなきゃみたいな、自分が持っていた固定観念をこうも打ち砕かれると、逆にすがすがしい気持ちになるのは私だけでしょうか。

 

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