引越して1週間、落ち着いてきました

新しい家に住み始めて、1週間になります。

場所はイブリーヌ県のコンフラン・サントオノリーヌ(Conflans-Sainte-Honorine)という町。以前こちらの記事で紹介したところです。

まだ開けていない段ボールが積んであるけれど、家具の定位置はだいたい決まり、インターネットも開通し、引越5日目あたりからPCに向かう余裕も出て来ました!

フランス家購入と引越の顛末

日本からフランスへの海外引越は経験がありますが、フランス国内の引越は今回がはじめての私たち。(旦那も国内引越は経験なし)

フランス人のみなさんは、なんでも「自分でやる」人種なので、引越も自分たちでトラックを借りて、友人有志と協力して引越をするのが一般的のようです。私たちは引越業者さんにお願いしました、ええ私は日本人です。

依頼した内容は、大型家具の解体・トラックでの運搬・家具設置・引越当日の食器梱包の一連です。

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1歳7ヶ月の娘は、義理両親宅へ預かってもらいました。引越前夜から三泊四日。こんなに長いあいだ預けるのは初めてで、前の家→義理両親宅→前の家にもどらず新居、と、混乱してしまうのではないかと当初は不安。

でも私たちと一緒に居たからといって、段ボールや家具の埃は舞うし、フランスの引越業者さんは土足で上がり込むし、住んでいた家と新居の掃除やペンキ塗りも、業者任せではなく私たちがしなければならない(フランスでは賃貸でも家の掃除は自分たちでする)。食事も大人だけなら毎食サンドイッチやインスタントでも仕方ないけれど、1歳児にはなるべく新鮮なものを食べさせたいので、こどもは預けて正解でした。

引越1週間前から本格始動

まず引越の約1週間前に、冷蔵庫や食洗機など不要な家電を売却。新居にすでに設置されており、サイズも合わないので持って行きませんでした。leboncoin.fr(ボンコワン)というサイトで掲示板を出しておいたところ、すぐに買い手が見つかりました。冷蔵庫が早々と無くなって不便だったけれど、食材のことで頭を悩ます必要がなくなったので結果的に良かった。

引越当日~翌日あたりに使うような洗面道具や衣類など最低限のものはトランクに入れ、残り1週間のあいだ使わないものはすべて段ボールへ。それでもまだ荷物は残るんですよね。

引越前日は、娘を引き取ってもらった後からがパッキングの正念場!旦那と2人で集中して段ボールを詰めて、出ているものが無くなったのが夜中1時。こんな時に限って旦那も私も風邪をひくんですねー二人して鼻かみまくりながらの段ボール作業です。でも引越が落ち着いたらすっかり治ってしまい、ただのストレス風邪でした(笑)。

引越当日は疲れすぎて記憶なし

引越当日の朝は、新居の鍵をもらう売買契約の日。いくらフランスでもこれが普通じゃありません!(フランスでの家購入は公証人(Notaire)をまじえて売買契約をし、契約書にサインしてはじめて鍵をもらえます。家の購入に夏休みを挟んでしまったおかげで銀行のローンや公証人(Notaire)の手続きが大幅に遅れたのであります)そのため旦那は早朝に車で契約の場へ出発し、私は前の家に残って掃除をしながら引越業者さんに指示出し。購入の契約に同席する公証人が1時間も遅刻したおかげで、鍵をもらう時間も遅れ、引越業者さんは現地で1時間待ってもらって、とりあえず引越作業自体は明るいうちに終了。

リビングには照明がまだ無かったので、夜は作業できず21時にバタンキューです。家具の運搬も、子守もしていなくてこれだけ疲れるんだから、プロに任せず自分たちで引越しちゃうフランス人って一体・・・。

翌日は新居に積まれた段ボールと汚い床(しつこいようですが引越業者さんは土足なのです)を見て「こりゃ娘さんが戻ってくるまでに二人で片付けるのは厳しい」と判断し、友人夫婦に応援を頼み、丸一日お手伝いしてもらって、どうにか新居で生活できる環境になりました。

引越後のこどもの反応は

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義理両親宅では娘は怪我もなく風邪もひかず、なんと、毎朝おまるでウンチをしたそうで(!)未だかつてない快挙です。

でも環境の変化にはやっぱり敏感。引越後3~4日間は、ちょっとしたことでギャン泣きです。近所の動物や、毎週お世話になっていたベビーシッターさんやその子供たちとも突然会えなくなり、覚えていた道や、家の門も変わってしまって混乱したのでしょう。

まず引越直後から、おまるを拒否するようになりました。着替えも嫌がります。泣きかたも激しくなり、原因不明なことが多い。入浴前後の着替え中におしっこを漏らすことなど今まで無かったのに、新居に来てからほぼ毎日お漏らししています。服を着る場所やタイミングにまだ慣れていないからだと思うけれど、どうにか日に日に少しずつ良くなってきています。

睡眠や生活サイクルは変化なし。引越直後は疲れたのかいつもより長く寝ました。食事も変わらず、よく食べてくれます。以前、日本への一時帰国後に出た蕁麻疹などもなく、健康です。

引越後5日目あたりから、家のなかの構造に慣れてきた気がします。公園も楽しかったからか一日目で覚えたようで、素知らぬそぶりで通りすぎようとすると、激しく泣いて「公園に連れてけ」と訴えます(笑)。

私も、荷解きより、こどもの散歩を優先。段ボールは今年中にぜんぶ開けられればいいかなくらいに思っています。

まずは子供部屋を完成させたいのです!

2 comments

  1. ふっきぃ says:

    引越お疲れ様!!って、まだまだ荷解きと慣れるまでは大変だよね〜
    うーむ、子ども連れての引越って大変だ!うちの親は転勤族だったから小さい私と兄を連れて何回も引越してて、今思うとすごい根性だわ。
    うちも将来は引越が必ずやってくる…と思うと今から恐怖だけど、ブログ読んでて少し心構えができた。
    ゆっくり頑張ってね〜!

    • フランスママ says:

      1週間過ぎたらとてもラクになってきたよ!子供も慣れてきて落ち着いてきた。
      でも子供預けられなかったら一体どうなるのかと思う・・・ふっきいのご両親も遠方転勤だと先に家具入れられないしまた転勤あるかもと思うと荷物増やせないし、人付き合いもねー別れが堪えるだろうから根性上乗せされたと思ふ。
      ふっきい達の場合は国またぐなら誰かに手伝ってもらわないと、手続きだけでもたくさんあるから確かに恐怖だね。いちばんはじめは家具付き賃貸で立地条件も合ってお手頃なのがあればねえ~むだもなくていいなと思ったよ。こうして引っ越してみると新居と家具が微妙に合わなかったりして厄介よ。。

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