フランスの結核検査があまりにも適当な件

えー、わたしに結核の疑いありということで、大きな総合病院まで召集されて行ってきました。

※ちょっと話が冗長なので最近好きな「ピアノガイズ」の美しい曲でも聞きながらどうぞ(笑)

そもそもは私が昨年末に数日間通った市の語学学校で結核患者が1名出たため、生徒全員を対象に、肺のレントゲン検査と、ツベルクリンテストを受けたのが今年の3月と4月。

レントゲンには何もうつっていませんでしたが、ツベルクリン検査で私が陽性(15mm)になったため、準県庁所在地Meaux(モー)の大病院で精査を受けるように、と言われ、日時も指定されて行ってきたわけです。

場所は家から車で30分。私の運転スキルが非常に不安なため、今回は旦那が午後に早退し、運転して連れて行ってくれました。

わざわざ家族で出向いたにも関わらず、何をしたかというと、ただの問診だけ!

質問の内容は、結核の症状、

  • 最近痩せてきたり
  • 夜中寝ている間に汗をひどくかいたり
  • 咳が出たり
  • ひどく疲れたり

しませんか?というもの。

幼少期のBCG接種についてや、結核患者との接触も聞かれましたが、せっかくここまで来たんだから血液検査や、精密なレントゲンくらいするんじゃないかと思っていたため、拍子抜け。

結核の症状について、思い当たる節・・・そりゃ疲れてるかといえば、30代も半ばが育児して疲れないわけがないし、こないだまで胃腸炎で暴飲暴食していないから若干痩せたけど、という程度。空気が乾燥しているから咳は一日一回くらいは出るけど、そんなもん。

BCG接種のおかげでツベルクリン反応が陽性になってしまうという話もありますが(ex.アメリカにおけるツベルクリン反応の取り扱いについて-小林内科)、BCGワクチンの効果は約15年らしい。免疫があると(=ワクチン接種がちゃんと成功していると)陽性反応になるらしいんですが、私は0歳の時にBCGワクチンしているので30年以上も前のものに反応するのかいな。

フランス人医師によると、「BCG接種はずっと昔だし、私のツベルクリン反応は15mmで陽性。どこかの結核患者と接触している可能性があるけど、症状が無いみたいだから発症はしていない。症状が出たらすぐに来てください」とのことでした。

厚生労働省とか結核予防会などで調べてみましたが、結核患者として発病するのは、体内に結核菌を持っている人の10~15%、1割程度だそうです。

日本にいても、同じような問診で終わるのかしら。

それにしてもこのブログのテーマがすっかり病気系に・・・メインだったはずのレシピはどこへいった(笑)

 

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