江戸後期~の日本近代史がよくまとまった番組

先日、フランスのテレビ放送でかなり面白い番組を観ました!

テーマは「東京」、江戸時代から現在までの「東京」の変遷を追ったドキュメンタリー番組です。映像はすべて昔の日本をビデオ撮影したものから出来ていて、こんな貴重な映像が残っていたのか!という感じです。NHKも協力してるみたいだけど、日本では観たことなかったな。

正直、高校の日本史の授業はこれを見せたら話が早いのにと思うほど、よくまとまっていました。

以下は番組宣伝用の約3分バージョン(英語)。

江戸時代から明治にかけて、進歩と壊滅を繰り返す東京のようすが分かります。歴史上の重要人物のことだけではなく、東京で生活する人々の変化も見れるのがおもしろく、結局1時間半すべて観てしまいました。

私は東京都の下町に住んでいたことがあるので、江戸から明治時代の隅田川や永代橋、日本橋や銀座などが出てくると、非常に面白かったですね。築地市場はむかし日本橋にあったとか、乗客を満員電車に詰め込む駅員はかなり昔からいたとか、三島由紀夫が英語ペラペラだったとか、なにげに知らないこともたくさん。

戦時中になると、まさに授業で習っていないこと、日本に住む人の大半は知らないような解説もありました。海外ではいたってフツーに解説されているので、こんな時代はもう隠してる場合じゃないぞと思いますね。今の日本の外交につながるので、これは日本人こそ知っておいたほうがいいんじゃないのってことばかり。

日本はせっかくテレビを観る人口が多いのだから、江戸時代の町民のようすとか、明治時代の暮らしぶりとか、時代劇だけではなくてドキュメンタリーでもっとテレビで取り上げればいいのになあと思いました。えっ、視聴率取れない?(笑)

こっちのリンクでは、1時間半のフルバージョンを観れます。フランス語。

タイトルは« Tokyo, cataclysmes et renaissances », une mémoire de feu et de cendres。チャンネルはフランス・ドイツ共同出資のArte(アルテ)です。

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